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オリジナルエンディングノート

「エンディングノート」

最近、聞くことが多くなってきた言葉だと思います。

しかし、聞いたことがあったり、知っているという方は多くいるのですが、実際に書いてみたという方は、ほとんどいらっしゃらないのが現実です。

エンディングノートは、今では入手が困難なものではなくなっていますが、いざ手にしたとしても書いていない方が多いのです。

​そのような方々のために、エンディングノートについてお話したいと思います。

エンディングノートと遺言書の違いって?

どちらも亡くなった方が、残された家族などのために「最後の思いを記している」という点では同じなのですが、次のような違いがあります。

①遺言書には、書かれている内容に法的効力があるが、エンディングノートには法

 的効力はない。

②遺言書は、書き方が定められている(自筆証書遺言)、お金がかかる(公正証書

 遺言)が、エンディングノートは安価で手軽に作成できる。

​この2つだけではないですが大まかに言うとこのような違いがあります。

エンディングノートを残すメリット

それでは、エンディングノートを作成するメリットは何でしょう。

それは、次のことが考えられます。

1 ご自身に万一のことがあっても、残されたご家族が困りません

 ご本人が亡くなった後、「あれはどこにあるの?」「これはどうしたらいいの?」「お葬式はどんなふうにしたらいいのだろう?」とご家族がお困りになるケースがよくあります。
エンディングノートを残しておくことで、ご家族がお困りになる可能性を低くすることができます。

2 日常の生活の備忘録として使用できます

 ご高齢になって物忘れがあっても住所録や連絡先などの情報をまとめたノートがあると日常生活でも便利です。
 エンディングノートは、そのような使い方もできます。

3 ご家族にご自分の想いを伝えることができます

 家族が困らないためにという気持ちを家族に伝えることができます。
 生前には言えないようなメッセージをエンディングノートに残しておくことで、残されたご家族の悲しみを少しでも癒すことがきます。

エンディングノートの書き方

 エンディングノートは、どのように書いたらいいのでしょうか。

 いつまでにとか、決まった書き方や書く順番があるわけではありませんが、このように書いたらスムーズに書けます、というのをご紹介いたします。

1 記入内容

 記入内容にも決まりはありませんが、エンディングノートを書く目的の一つに、「残されたご家族のため」ということがありますので、それを考えると次のような内容は書いておきましょう。

 ①ご自分のプロフィール

 ・お名前

 ・生年月日

 ・血液型

 ・住所

 ・本籍地

 ・出身地

 ・ご両親のお名前

 ②医療や介護のこと

 ・現在かかっている病気や病院

 ・今までにかかった大きな病気や持病

 ・医療や介護についての考え(なるべくご家族の方とご相談して書くことをお薦めいたします)

  ○重病を患ってしまった場合

  ○介護が必要な状況になってしまった場合

  ○自分で財産の管理等が困難になってしまった場合

  ○治療の末、回復が見込めない状態になってしまった場合   など

 ③ご葬儀やお墓のこと

 ・ご葬儀の生前契約の有無

 ・宗派や場所、方法について

 ・喪主になってほしい方

 ・葬儀費用

 ・遺影写真や戒名・法名について

 ・納棺時の服装や棺に一緒に納めてほしいもの   など

 ・希望する埋葬方法

 ・購入済みまたは希望するお墓の場所   など

 ④覚書(備忘録としても使用できます)

 ・健康保険証

 ・後期高齢者医療保険証

 ・介護保険証

 ・年金手帳

 ・運転免許証

 ・パスポート

 ・マイナンバー

 ・保険証券   などの番号や保管場所

 ⑤財産について(プラスの財産)

 ・預貯金

 ・有価証券(国債・株式・投資信託等)

 ・不動産

 ・生命保険や損害保険等

 ・私的年金・企業年金

 ・貸付金

 ・クレジットカード   など

 ⑥財産について(マイナスの財産)※相続の関係などでとても大切なので、あれば必ず書きましょう

 ・借入金

 ・ローン

 ⑦遺品整理や形見分けについて

 ⑧遺言書の有無

 ⑨最後に・・・、大切な方へのメッセージ

2 記入する際には

 ①書けるところから書いてみましょう

  エンディングノートは、書く順番が決まっているわけではありませんので、書けるところから書いてみるのが良い

 と思います。
  ご自身のプロフィールや預貯金口座などの基本の情報などのように簡単に書けるところから書いていくのがいいと

 思います。

 ②何度書き直しても良いので、その時の気持ちを書いてみましょう

  エンディングノートは、何度でも書きなおすことができます。

  現在と何年か後では、気持ちも経済状況も変わっていると思います。将来そのようなことがあれば書き直せばよい

 ので、最初から完璧に書こうと思うのではなく、今の気持ちを書いてみることが良いと思います。

​ このようにエンディングノートは、あまり気負わず楽な気持ちで書き始めることが大切です。

オフィスいがらしでは、オリジナルのエンディングノートを使用した、エンディングノートの作成支援を行っております。

遺言書はなんだか敷居が高いとお考えの方には、エンディングノートがおすすめです。

​遺言書のように法的効力はありませんが、比較的安価で作成でき、自分の思いをしっかりと残すことができます。

遺言書がなくても残されたご家族がお困りになるのを軽減できます。また、ご自身の備忘録としても使えます。

​弊事務所では、オリジナルエンディングノートを使用した、書き方のサポートを行っております。

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